【「甲武信(こぶし)」がユネスコエコパーク登録承認】

本日(5/17)未明、わが国から推薦していた「甲武信(こぶし)」(構成地域:山梨県、埼玉県、長野県、東京都)について、ユネスコエコパークへの登録を「承認」するとの勧告がなされました。

今後、6月17日から21日にパリ・ユネスコ国際調整理事会で正式に登録の可否が決定する見込みで、登録されると国内10か所目となります。

「世界の文化遺産および自然遺産の保護に関する条約」に基づく世界遺産が、手つかずの自然を守ることを原則とする一方、ユネスコエコパークは、生態系の保全と持続可能な利活用の調和(自然と人間社会の共生)が目的。
「保全機能」「経済と社会の発展」「学術的支援」の3つの機能をもつ地域が登録されます。

期待される効果としては、
ユネスコという国際機関からの世界的な評価を受けることにより、自然環境の保全や人間社会との共生に関する地域の取り組みが国際的に発信され、その取り組みが一層推進されることが期待されます。

「甲武信」の評価のポイントは、
・水源地としてのエコシステムを保全し、林産物をはじめ天然資源を持続的に活用する努力をしている点
・人口減少や農業、林業といった地場産業の後継者育成が課題となる中、エコパークが同地域の活性化を担うことが期待されている点

これからも地元と連携を図りながら地域創生、発展のため、取り組んでまいります。

※ご参考:文部科学省HP

ユネスコエコパーク候補「甲武信」に関する勧告公表について:文部科学省

(1)概要 ユネスコエコパーク※(生物圏保存地域、英名:BR: Biosphere Reserve)は、生物多様性の保全、持続可能な開発、学術研究支援を目的として、1976年(昭和51年)にユネスコが開始。ユネスコの自然科学セクターで実施されるユネスコ人間と生物圏(MAB: Man and the Biosphere)計画における一事業として実施。 …

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