立候補予定者に聞く

堀内 詔子氏(自民・新)

家庭と地域の声届ける
現実的政策で浸透図る

?10月に急きょ、自民党の候補に浮上した。なぜ、国政を目指そうと考えたのか。

「10月に入ってからだったと思うが、何度か自民党県連女性部の方から出馬の要請があり、周りの人と相談しながら決めた。自分が国政の場に出たら、一生安心して暮らせる地域づくりを訴えたい。『堀内のり子の草の根プロジェクト』を立ち上げて訴えているが、安心して生活する上で不可欠な出産、子育て、教育、雇用、介護の5項目について施策の実現を目指す」

?衆院選で訴えることは何か。

「山梨2区で女性候補はわたし一人。医療や教育などさまざまな分野で女性の視点を生かして政策を訴えたい。かつての郵政民営化のように一つの問題を争点にして主張していくのではなく、郡内地域の産科医不足の解消など地域にある多くの課題を解決するため政策を丁寧に訴える。そのためには地域の女性の声を一人一人聞いて、政策に反映させたい」

?山梨2区では、現職だった坂口岳洋氏、元職の長崎幸太郎氏との争いになる。同氏と違い国政経験がない中、政策的な訴えでどう太刀打ちしていくか。

「確かに国政経験はないが、2人にはない母親として子育てに真剣に取り組んできたという経験はある。『届けます! 家庭の声と地域の声』を活動のテー・マの1つとしているが、男性とは違った目線での政策を訴えることはできる。わたしはわたしの経験を生かせばいいので、国政経験がないということは不利だとは思っていない」

?堀内光雄元衆院議員の長男の嫁ということで、「世襲」に当たるとの指摘もあるが。

「世襲は一般的に現職の国会議員が引退するときに子息を後継に指名して、地盤を譲るものだと思う。わたしの場合は義父が前回衆院選で落選しているため、一度、国政との関係は切れている。また、義父から後継指名されているわけではないので、一般的な世襲には当たらないと考えている。有権者から世襲との批判を受けたとしても、それを受け止め、堀内詔子個人を知ってもらい、認めてもらえるよう頑張りたい。反論するのではなく、知ってもらって認めてもらいたい」 .

?民主党政権3年間をどうみているか。

「現状を見ると、悪い方向に進んでいる。尖閣諸島や竹島の領有権をめぐり、中国、韓国との関係が悪化している。これは富士北麗にも大きな影響があり、中国人観光客は激減し、観光業に大きな打撃となっている。日米関係も自民党政権時代ほど強固ではなくなり、外交の失敗と言える。そもそも3年前の民主党のマニフェスト(政権公約)が実現の可能性が低い、絵に描いた餅だったのではないか。評価できない3年間だったので、日本のために自民党が政権を取り戻さなければならない」

?二大政党の限界も指摘されるが、衆院選後の政権の望ましい枠組みは。

「自民党、公明党を中心とした枠組みによる政権運営が望ましい。実現できないマニフェストを出す民主党と違い、自民、公明の両党はこれまで長年にわたって政権を担ってきた実績があるので、現実的な政策を打ち出し、実現できる」

〈三井将也〉

 ほりうち・のりこ氏 学習院大大学院人文科学研究科博士後期課程単位取得。堀内光雄元衆院議員の長男・富士急行社長の光一郎氏の妻。日本開発銀行初代総裁の故小林中氏の孫に当たる。衆院遭山梨2区の候補者に内定していた県議の立候補辞退を受け、自民党県連女性部が出馬を要請。県連の公募を経て、候補者に選ばれた。「フジヤマミュージアム」の館長を務める。新西原5丁目。 47歳。

2012/12/1 山梨日々新聞より転載