【薬剤師問題議員連盟】総会報告:薬局経営の厳しい現状と医薬品供給不足
11月27日(月)、【薬剤師問題議員連盟】総会に出席しました。
日本薬剤師連盟の山本信夫会長からは、薬局が物価高騰・賃金上昇に対応するために必要な診療報酬改定財源の確保、医科・歯科・調剤の技術料の公平な配分堅持などのご要望をいただきました。
医薬品の供給不足については、患者さんにとっても深刻な問題ですが、薬局にとってもこれまでにない負担が生じています。例えば、効能が同じでもメーカーや名前が異なる薬を提供することがありますが、なぜ代わりにこれを使用するのかを丁寧に説明するなど、患者さんが安心して服用できるようサポートする業務が増えます。このような医薬品が不足していることに関して各薬局1日平均107.2分の追加業務が発生しているという報告もありました。
その他にも、物価高騰や賃上げ、頻回・過度な薬価改定が経営維持に与えるダメージなど、薬局は極めて厳しい環境に置かれています。
補正予算では補えない医療は、報酬改定でしっかり対応しなければなりません。