5月30日(木)、『茅葺き文化伝承議員連盟(仮称)』設立総会に発起人の一人として出席しました。

日本茅葺き文化協会の安藤邦廣会長様よりお話をお伺いし、文化庁・林野庁・宮内庁・環境省より現状ヒアリング後、意見交換させていただきました。

1960年代には500万棟あった茅葺き家屋は、現在10万棟に減少しています。
文化庁では、材料となる漆・茅・檜皮・木材を確保するため、「ふるさと文化財の森」として
全国80の森を設定、山梨県では浅間神社摂社山宮神社境内林(檜皮)と雲峰寺境内林(檜皮)の2個所を指定しています。

また、東富士演習場内には、日本最大の茅の原生地があり、伝統的野焼きによって守られています。
イギリス、オランダ、スウェーデン、デンマーク、ドイツ、南アフリカなど世界各国にも日本同様の茅葺の家があり、手厚く保護されています。

茅葺材料の減少、茅葺職人の育成は、今後の課題でもあり、当議連でしっかり取り組んでまいりたいと思います。

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