【熱中症対策推進議員連盟】異常気象下の命を守る「改正気候変動適応法」全面施行と取り組みの強化
3月13日(水)、事務局長を務める【熱中症対策推進議員連盟】を開催しました。昨年4月に改正気候変動適応法が成立し、自治体が異常な暑さに対する備え対策を進める上での法的な基盤が整いました。来月からいよいよ全面施行されます。
昨年の猛暑と熱中症警戒アラート
昨年の夏は非常に暑い夏でした。地球全体で見ても産業革命前に比べても1.48℃上昇となり、各地で「観測史上最高」を記録しました。日本においては平均気温偏差が1.76℃であり、特に北日本と東日本で高くなりました。熱中症警戒アラートも1232回発表され、令和3年比で約2倍、令和4年比で約1.4倍となりました。命を落とした方も6月~9月で1555名(速報値)を数えました。
オールジャパンでの取り組みと今年の予想
政府では昨年5月に閣議決定された「熱中症実行計画」に基づいて、熱中症による死亡者数の半減という目標に向けて、オールジャパンで取り組んでいます。
今年の夏も「全国的に猛暑」と予想されていますが、高齢者はじめ熱中症弱者への見守り、学校やスポーツの場での管理者や指導者等への普及啓発、エアコン設置支援や熱中症予防強化キャンペーンなど取り組みを進め、同時にデータ分析に基づく対策を強化してまいります。