【ブラジル訪問】日本との協力強化と地球温暖化対策を重点議題に

ペルーを出発した後は、ブラジルの首都ブラジリアに入りました。

ブラジリアは、約1100メートルの高原地帯に位置しています。1956年に建設され、わずか4年で完成しました。建設当時、都市計画と建築の面で革新的なアプローチが取られ、曲線を多用した近未来的なデザインが特徴とされています。オスカー・ニーマイヤー氏など優れた建築家たちが関与したことでも知られており、2007年にユネスコの世界遺産に登録されました。

ブラジルでは、アダッジ財務大臣とヴィエイラ外務大臣と会談しました。

ブラジルは、2016年にリオデジャネイロでオリパラが開催されています。私からは、当時、次の開催国である日本を代表して安倍総理が出席させていただいたお礼と、東京オリパラ開催にあたり、前開催国としてご尽力いただいたお礼を元担当大臣としてお伝えしました。

また、環境副大臣を務めていたことから、2国間クレジット制度の構築をはじめ、ブラジルと共に地球温暖化に向けて歩を進めていくJCMの意義と、ルーラ大統領が熱心に取り組まれている気候変動対策に対する期待と日本とブラジルが力を合わせて地球温暖化対策を進めることの意義について意見を述べました。

アダッジ財務大臣からは、ブラジルはアマゾンを有しており、温暖化に対して重要な役割を果たしていかなければならない、という返事をいただきました。

ヴィエイラ外務大臣からは、ルーラ政権がいかに熱意を込めて温暖化対策をしているか、というお話とアマゾンの熱帯雨林の果たす役割の地球規模での重要性、そして間もなくその件について会議が行われる旨の返事をいただきました。

また、ブラジルは、世界最大となる約200万人の日系人が在住する歴史的友好国ですが、今年は日本人のブラジル移住115周年にあたり、日本とブラジルにとって重要な節目の年です。ブラジル日本友好議員連盟のニシモリ会長とは、日系人社会の活動や議員間交流を活発にしていきましょうという話をしました。

前の記事茂木自民党幹事長らと南米ペルーを訪問、国交150周年を迎える重要国で意見交換
次の記事【ポーランド訪問】無名戦士の墓に献花を致しました