「こどものバス送迎・安全徹底プラン」について取りまとめが行われました。

静岡県牧之原市において発生した、認定こども園の送迎バスに子どもが置き去りにされ、亡くなるという大変痛ましい事案を受け、この度、「こどものバス送迎・安全徹底プラン」について取りまとめが行われました。

緊急対策の概要としては、
  1. 誰が運転・乗車するかに関わらず、バスの乗降車時に、幼児等の所在の確認が確実に行われるようにする。府省令等の改正により、幼児等の所在確認と安全装置の装備を義務付ける。
  2. 安全装置の装備が義務化されることを踏まえ、置き去り防止を支援する安全装置の仕様に関するガイドラインを年内に取りまとめる。
  3. 送迎用バス運行に当たって園の現場に役立ち、かつ、分かりやすく簡潔な安全管理の徹底に関するマニュアルを策定する。
  4. こどもの安全対策に向けた「こどもの対策支援パッケージ」
    • 送迎用バスへの安全装置の導入支援
    • 登園管理システムの導入支援
    • こどもの見守りタグ(GPS)の導入支援
    • 安全管理マニュアルの動画配信や研修の実施等

4.については10月末を目途に取りまとめる「総合経済対策」に関連施策を位置付け、早期に財政措置を講じる方向で検討します。

また、所在確認や安全装置装備の義務付けについては、関係府省令等を今年12月に公布、来年4月より施行予定。また、安全装置の装備については、可能な限り早期に装備することが望まれます。来年6月末までに装備することを目指しつつ、施行から1年間は経過措置を設ける予定です。

保育園や幼稚園等の職員の皆様方にはご負担をおかけすることになりますが、こどもたちの安心・安全のため、全ての関係者のご協力を得ながら、しっかり進めていきたいと思っています。

前の記事「総合経済対策における重点事項」自民党では連日朝から活発に議論しています
次の記事第54回日本PTA関東ブロック研究大会が山梨県で開催「みんなで生きる、みんなで育つ」