12月4日(火)、朝8時から【厚生労働部会・社会保障制動調査会医療委員会合同会議】がありました。
議題は妊婦加算について。
今年4月、診察報酬の改定の際に新設されましたが、妊娠中の方が医療機関の外来を受診した場合、初診料と再診料・外来診療料に上乗せされるというものです。
妊婦の方の診察は、胎児への影響を考えた上で、どのような薬を投与するか、また投与しないかといった判断を注意深くする必要があることや、流産や死産の原因となるような感染症や合併症など、特に注意を払わなければならない病気もあり、高い診察技術が必要です。妊婦加算は母体への丁寧な診断を評価する制度ですが、窓口負担が3割の場合約540円の負担増があり、懸案となっています。
少子化が深刻な社会課題となっている今日、子どもを産み育てる方への社会的サポートの必要性が叫ばれている中で、妊婦加算によって周産期医療の体制充実を目指すためにも、さらなる議論が必要です。
続いて午前中は、環境委員会、東日本大震災復興特別委員会が開催、午後からは、本会議と分刻みのスケジュールでした。