【歯科技工士に関する制度推進議員連盟】上野厚労大臣への要望活動

歯科技工士に関する制度推進議員連盟の幹事長として、日本歯科技工士会、日本歯科技工士連盟の皆様と共に、上野厚生労働大臣に要望活動を行いました。

歯科技工業界を巡る課題の共有と要望事項の提示

近年、物価やエネルギー価格の高騰、賃金の上昇などにより、歯科技工業界を取り巻く環境は一層厳しさを増しています。こうした状況を踏まえ、現場の実態をお伝えし、以下の項目について早期対応を強く求めました。

歯科技工士支援に関する主な要望内容

  • 歯科医療費に関する十分な予算確保
    歯科技工士の人材確保や処遇改善のため、歯科補てつ物の技術料引き上げを含めた予算措置
  • 歯科技工関連施策への支援強化
    デジタル化や業務の高度化に対応するため、技工所の運営体制強化に必要な事業予算の確保
  • 歯科技工所の公的識別制度の早期導入
    無届の技工所による不適切な製作物流通を防ぐため、トレーサビリティ確保の観点から公的制度の構築
  • 製作技工費用に関する認識の共有促進
    歯科医師と技工士が連携し、保険点数制度のもとで正当な技工費が反映されるよう、理解促進の取り組み

制度整備に向けた今後の対応姿勢

歯科技工士の皆様が誇りを持って仕事に取り組み、安心して働き続けられる環境づくりは、国民の口腔健康を守るうえで不可欠です。今後も引き続き、関係団体と連携しながら、制度整備に全力で取り組んでまいります。

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