【浄化槽推進議員連盟】開催と令和8年度に向けた浄化槽整備事業決議の採択

11月26日(水)、【浄化槽推進議員連盟】は、全国36の都道府県の代表の皆様ご出席の下、開催されました。

全浄連からの要望と意見交換、決議採択

この日は、全浄連からご要望を頂いた後、意見交換が行われ、令和8年度に向けた浄化槽整備事業の推進に関する決議が採択されました。

浄化槽の役割と重要性の高まり

浄化槽は、優れた汚水処理能力を持ち、下水道整備が困難な地域でも導入可能な、環境にやさしい汚水処理インフラです。水環境の保全や国土強靱化、さらには脱炭素社会の実現に向けて、その重要性が一層高まっています。特に近年は、災害時における避難所等の生活排水処理施設としての有効性にも注目されており、地域のレジリエンス向上に貢献しています。

決議に盛り込まれた重点項目と政策課題

今回の決議では、特定既存単独処理浄化槽から合併処理浄化槽への転換を進めるための財政支援の継続、個人設置型浄化槽に対する維持管理補助の拡充、老朽化が進む下水道からの転換を見据えた制度整備の必要性などが明記されています。

あわせて、保守点検や清掃の実施状況を把握しやすくするための浄化槽台帳のデジタル化、ハザードマップとの連携、災害時のトイレ確保のための公共施設への整備促進、広域災害協定の策定支援、さらには設備士の育成や脱炭素化のための補助制度の継続など、幅広い政策課題にも対応しています。

今後、浄化槽整備区域の拡大と、生活排水処理施設の概成目標(10年計画)の達成に必要な予算確保を図るため、議員連盟として引き続き力を尽くしてまいります。

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