【社会保障制度調査会・介護委員会】介護保険制度改正に向けた現場課題の共有と意見交換
人材確保や物価高騰への対応を中心とした議論
10月17日(金)、【社会保障制度調査会・介護委員会】の合同会議に出席しました。
本会議では、介護分野の関係団体の皆様がご参加の下、次期介護保険制度改正や、急激な物価高騰・賃金上昇への対応、地域共生社会の構築に向けた人材確保・育成のあり方等について、幅広い意見交換が行われました。
現場の厳しい実情と制度改善に向けた要望
特に、訪問系サービスを中心に、燃料費・人件費・食材費の高騰によって経営が圧迫されている厳しい現状や、介護職員の賃金が他産業と比較して低い実態が続いていること、さらには令和5年時点で介護職員数が前年より減少に転じたことなど、現場からの切実な声が共有されました。
また、介護福祉士養成施設の卒業者が介護現場で長く活躍できるよう、経過措置の延長など柔軟な制度設計を求めるご意見もいただきました。
介護現場を支える皆様のご努力に深く敬意を表するとともに、こうした実情をしっかりと受け止め、必要な制度改正や予算措置につなげてまいります。