【火山噴火予知・対策推進議員連盟(火山議連)】火山防災と観光振興の両立に向けた議論を実施

4月23日(水)、【火山噴火予知・対策推進議員連盟(火山議連)】に出席しました。
この日は、令和6年度の火山防災に関連する予算、火山本部の審議状況、富士山噴火時の広域降灰対策、活火山地域とジオパークの両立に向けた取り組みについて、関係者より事例紹介があり、地域の防災と観光振興を両立する知見を共有しました。

火山防災全国加速に向けた取り組み

また、5月19日に開催される「火山防災加速化大会」に向けた決議案について議連事務局より説明があり、火山防災の全国的な取り組みの加速に向けたメッセージの発信を確認しました。
さらに、10月30日に北海道・洞爺湖町で開催予定の「火山砂防フォーラム」について、国交省より概要の報告がありました。

科学的知見を活かした防災体制の強化

私からは、噴火初期に見られる溶岩や火山灰などの噴出物の分析によって、噴火の推移をある程度予測できる可能性があるという科学的知見に言及し、このような知見を活用した研究や防災体制の整備が重要であることを強調しました。
また、火山観測には専門的な機器の設置とその継続的な維持管理が不可欠であり、設置費用や老朽化に伴う改修・交換のための安定的な予算確保の必要性についても指摘しました。

地域の安全を守るためには、最先端の科学と行政の連携が欠かせません。引き続き、富士山防災対策を含め、火山防災の強化に取り組んでまいります。

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