【女性活躍推進特別委員会】WPSの視点から防災・災害対応に関するヒアリングを実施
4月15日(火)、委員長を務める【女性活躍推進特別委員会】を開催いたしました。
今回は、「女性・平和・安全保障(WPS)」の視点から、「男女共同参画による防災・災害対応」に関するヒアリングを行い、有識者の皆様から貴重なお話を伺いました。
災害時における多様な視点の重要性
昨年の能登半島地震を通じ、災害時における男女共同参画の視点の重要性が改めて浮き彫りになりました。
避難所の運営、情報共有、支援体制などのあらゆる場面で、多様な立場やニーズを的確に把握し、対応していくためには、女性をはじめとする多様な人材の参画が不可欠です。
平時からの備えとWPSの視点の定着
特に重要なのは、こうした視点を「平時から」備えておくことです。
防災計画の策定や地域のネットワークづくりなど、日常の中でWPSの視点を根付かせることが、いざというときの備えにつながります。
地域現場での実践例と提言
今回は、実際に地域の現場でご活躍されているお二人からご講演いただきました。
山形県自主防災アドバイザーの細谷真紀子様からは、「男女共同参画の視点による防災・災害対応」と題し、地域での防災訓練や避難所運営の実例を通して、女性の視点がもたらす気づきと課題解決の可能性についてお話しいただきました。
また、(公財)ほくりくみらい基金代表理事の永井三岐子様からは、「多様な人材が能登の復興を担うために」と題し、復興支援における地域社会の多様性と包摂の大切さ、そして平時からの備えの意義についてご提言いただきました。