【環境・温暖化調査会】で次期NDCと地球温暖化対策計画を検討

6月19日(水)、幹事長を務める【環境・温暖化調査会】を開催しました。

NDCとその重要性

NDC(Nationally Determined Contributions)とは、パリ協定に基づいて各国が自主的に設定する温室効果ガスの削減目標です。これらの目標は国ごとに異なり、気候変動対策の具体的な計画や実施方法が含まれます。

NDCは定期的に更新・強化されることが求められており、これにより各国が持続的に気候変動対策を進め、国際的な温度上昇を抑えるための努力を継続することが期待されています。

GSTの役割とCOP28での決定

このNDCの進捗状況を評価し、各国にさらなる努力を促すための仕組みがグローバル・ストックテイク(GST)です。GSTは、パリ協定の目標達成に向けた世界全体の進捗を5年ごとに評価し、各国にNDCの強化を促します。

昨年開かれたCOP28で初めてGSTに関する決定が採択されましたが、現行の各国の目標では1.5℃目標の達成が難しいとされ、緊急行動と支援が必要と強調されました。

具体的な取り組みと日本の次期目標

具体的な取り組みとして、2030年までに再生可能エネルギーの容量を3倍、エネルギー効率を2倍にすること、石炭火力の段階的削減、2050年までのネットゼロ達成、化石燃料からの脱却、非二酸化炭素ガス排出の大幅削減、パリ協定6条の実施加速などが挙げられています。

今回の決定を受け、各国は次期削減目標を更新・強化する予定であり、日本でも2035年に向けた新たな目標の検討が本年から始まります。

会議の内容

本日は、次期NDCの検討と地球温暖化対策計画について、現状や課題等の共有と意見交換を行いました。

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