【女性活躍推進特別委員会】伊藤忠商事の取り組みと多様性の確保の重要性

2月27日(火曜日)、私が委員長を務める【女性活躍推進特別委員会】を開催いたしました。この日は、まず内閣府男女共同参画局から、企業における女性の登用を加速するための取り組みについて説明を受けました。その後、伊藤忠商事株式会社より女性の活躍を推進する取り組みについてヒアリングを実施しました。

伊藤忠商事の女性役員比率と管理職比率

伊藤忠商事においては、女性の役員比率が26.67%、管理職比率が8.6%に達し、今年4月にはさらに5名の女性執行役員を登用する予定です。また、男性社員の育児休業取得率は52%に上り、健康経営優良法人2023にも認定されています。

多様性の確保と組織発展

特に印象に残ったのは、企業の持続的な発展には「組織内の多様性の確保が必要不可欠」という考えです。2003年から始まった制度改革を通じて、伊藤忠商事は必要に応じた見直しを重ね、今日に至っています。この取り組みの中で、女性活躍の推進は「多様性を受け入れ、活かす」風土を醸成することが重要であり、男女を問わない働き方改革の推進、個々の事情に応じた支援の重要性、そして「厳しさと働きがいを兼ね備えた会社」を目指す姿勢、社長自らが社員の健康に深くコミットする姿勢などが、非常に参考になると感じました。

男女共同参画と多様性の社会実現

我が国の経済社会が持続的に発展するためには、男女共同参画と多様性が尊重される社会の実現が欠かせません。当委員会では、女性の活躍の機運を醸成し、キャリア形成を支える環境づくりに向けて、様々な角度から議論を重ね、実りある「女性版骨太の方針」にも結び付けていきたいと思っています。

 

前の記事裾野まで雪をまとった美しく荘厳な富士山
次の記事【剣道七段昇段を祝う会】山梨県剣道連盟の5名、狭き門を突破し七段昇段