東日本大震災から１２年を迎えて
（党 声 明）
令和５年３月１１日
自 由 民 主 党
本日、東日本大震災から１２年を迎えました。
震災によってお亡くなりになられた方々に改めて哀悼の意を表し、ご遺族の皆様にお悔やみ申し上げます。また、被災された方々、今なお避難生活を余儀なくされている方々に、心よりお見舞い申し上げます。
わが党は、東日本大震災からの復興を一層加速化するとの強い決意のもと、１１次にわたる政策提言を行うなど、政府とも緊密に連携し、被災地復興に向けた取組みを続けています。
復興は「第２期復興・創生期間」という新たなステージに入り、事業の再建や公共インフラ等の整備によって、かつての生活の景観を取り戻しつつあります。一方、コミュニティの再生や心のケアなどの課題について、今後もきめ細かな対応が必要となっています。
昨年は福島県内において長期にわたり帰還が困難とされてきた区域で、初めて住民の帰還が実現しました。残りの復興再生拠点の避難指示解除を目指すとともに、拠点区域外についても国が前面に立って、帰還を希望する皆様が早期に帰還できるよう最大限努力し、地元の皆様とともに福島の復興を前進させていきます。
福島第一原発の廃炉を安全・着実に進め、ＡＬＰＳ処理水の処分による風評対策に万全を期し、漁業者はじめ関係者への充実した支援を継続的かつ機動的に実施します。また、本年が門出となる福島国際研究教育機構が「世界に冠たる創造的復興の中核拠点」となるよう一層の支援を行っていきます。
自由民主党は、東日本大震災の経験と教訓を決して風化させることなく将来へと継承し、被災された皆様の心に寄り添いながら、「東北の復興なくして日本の再生なし」という思いを胸に、引き続き復興・創生に全力で取り組んでまいります。
