環境省の職員の皆様方に退任のご挨拶をさせていただきました。
昨年9月の就任以来、環境行政および原子力防災行政の前進に力を尽くしてまいりました。
熱中症対策については、小泉前大臣のもとで熱中症対策推進会議を立ち上げ、政府で初めて「行動計画」を策定しました。今夏、全国で熱中症警戒アラートが発信されるようになったことは、一つの成果だと思っています。
また、生活者目線、女性目線の政策の推進にも力を入れました。着物でイベントに参加したこと、企業や専門家と食に関する勉強会を重ねたことなどは、大変印象深い出来事です。
さらに、東日本大震災からの復興・再生や原子力防災に携わり、何度も現地に足を運んだことは大変貴重な経験でした。
環境問題に対応することは、時代の要請であり、また未来の世代に対する責任だと思っています。過日、米国プリンストン大学の眞鍋淑郎先生が地球温暖化予測に関する研究でのノーベル物理学賞を受賞されたという喜ばしいニュースもございました。環境問題への関心とその重要性は、今後も国内外でさらに高まっていくものと思います。引き続き環境省一丸となって政策を更に前に進めていただきたいと思います。