今日は、2月中旬に行われた女性局幹事会についてご報告します。

 当日は石破茂幹事長、竹下亘組織本部長がお忙しい日程の中、ご挨拶に駆けつけて下さいました。上野通子女性局長が司会進行を務め、馳浩衆議院議員の講演を聴きました。講演のテーマは「児童虐待防止法見直しのシナリオ」です。児童虐待は幼い子供たちにとって、深刻な問題ですが、周囲の努力によって確実に減らすことのできる問題です。

 ところで皆さん、馳先生が講演の中で触れていましたが「児童虐待防止法」というのがあるのはご存知ですか? 文字通り子供たちを虐待から守るための法律です。平成12年に施行されました。それまでも昭和22年に制定されている「児童法」がありましたが、「児童福祉法」ではカバーできないような事態が起きました。新しくできた「児童虐待防止法」も平成23年までに4回もの改正が行われました。事件が起きて、法律が追いかけるような形です。例えば、秋田県で起きた母親が自分の娘を殺害して被害者を装っていた事件、大阪で母親が幼い姉弟を自宅に放置して餓死させた事件・・・数えはじめるときりがありません。

 虐待は、それをしてしまう母親だけが責められるべきではない場合が多くあります。母親が虐待に走ってしまう要因は母親自身が幼いころ虐待を受けていた、経済的に追い詰められていた、子供に発達障害があった、望まない妊娠だった・・・・等々、様々あります。

 児童を虐待から守るため、周囲にいる私たちには何ができるでしょうか?  「様子がおかしいな」と感じた子どもさんを見かけたら、まず児童相談所全国共通ダイヤル0570-064-000に電話してみてください。そして、今、子育てに悩んでいるお母さん、電話をしてみてください。あなたの相談にもきっと、のってくれると思います。

堀内のり子

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