終戦記念日にあたって
党 声 明

令和6年8月15日
自由民主党

本日、79回目の終戦記念日を迎えました。先の大戦で犠牲となられた方々に対し、謹んで哀悼の誠を捧げます。

わが国は戦後一貫して、平和国家として歩みを進め、世界の安定と繁栄に力を尽くしてきました。戦没者の方々の尊い命と、苦難の歴史の上に築かれた、今日の平和の尊さを改めて胸に刻み、戦争の惨禍を二度と繰り返さないとの揺るぎない決意を、これからも貫いてまいります。

国際社会の分断の深まりやロシアによる核の威嚇などによって、核の脅威が一段と高まっています。わが国は、唯一の戦争被爆国として、「核兵器のない世界」の実現に向け、様々な立場の国々の間を橋渡ししながら、現実的かつ実践的な取組みを粘り強く進めてまいります。

緊迫の度合いを増すウクライナ情勢や中東情勢に加え、軍事力の強化を進める中国、弾道ミサイル発射を強行する北朝鮮など、わが国を取り巻く安全保障環境は戦後最も厳しく複雑な状況にあります。同時に、世界は今、エネルギーや気候変動といった複合的な危機に直面しています。これまで以上に国際社会の高い結束が求められる中、わが国は、平和と繁栄の礎である「自由で開かれた国際秩序」の維持・強化に向け、不断の努力を続けなければなりません。

自由民主党は、自由と平和を希求する国民政党として、世界が直面する危機に立ち向かい、山積する課題の解決に全力で取り組んでまいります。そして、毅然とした外交・安全保障で日本を守り抜き、平和の永続と世界の更なる繁栄に尽力してまいります。

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