全国的に減少傾向が続く消防団の団員が山梨県では今年度前年比23人増の15,226人となったことが県のまとめでわかりました。山梨市では団員の待遇を改善、甲斐市は新人職員を研修の一環で消防団に入団させたことが評価され、6月に総務省から感謝状が贈られました。また、他の自治体では「機能別消防団員」として大規模災害時の対応など活動を限定し、大学生や女性、OBなどの団員を増やしたところもあったようです。
増加の原因としては国を挙げた取り組みに市町村が敏感に対応したことが考えられます。昨年12月に「消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律」が成立しました。私も自民党消防議連の一員として、消防団員の加入促進や待遇改善などについて総務部会等で発言もさせていただきましたが、それも地元の消防団の皆様方から現状や課題、また貴重なご意見をいただいたりしたことが実を結んでいるのだと思っております。
また2月の雪害のあとの初めての災害特別委員会においては、消防団の皆様方が大雪に立ち向かって下さったそのご活躍が、災害復興に大きく貢献した事実についても触れさせていただきました。地域の実情に詳しく、災害時などに即時に対応できる消防団の充実は、私たちの命と生活を守るために欠かせないことなのです。32年ぶりの増加は、本当にうれしいニュースです。
私も皆さまとともに、これからも一生懸命取り組んでまいります!