憲法記念日にあたって
(党声明)

令和7年5月3日
自由民主党

本日、日本国憲法は施行から78年を迎えました。
これまでわが国は、憲法を礎に、民主主義、平和主義国家としての道を歩んできました。そして今、戦後80年を迎える中、技術革新や経済発展によって社会生活が大きな変化を遂げる一方で、厳しさを増す安全保障環境や、加速度的に進む人口減少、切迫する大規模自然災害など、先行きの見えない不確かな時代に直面しています。

憲法は、国のあるべき姿を示す国家の基本法であり、常に国民生活の傍らにあるべきものです。社会環境や国民意識の変化に基づき、必要な改正を行なっていかなければなりません。

わが党は結党以来、「国民主権、基本的人権の尊重、平和主義」の基本原理を堅持しつつ、現行憲法の自主的改正を目指してきました。そして、憲法改正の条文イメージとして、「自衛隊の明記、緊急事態対応、合区解消・地方公共団体、教育充実」の4項目を提示し、国民の皆様から幅広いご理解をいただけるよう、研修会や対話集会等を通じて説明を重ねています。また国会においても、衆参両院の憲法審査会で、緊急事態への対応等について、建設的な議論を主導しています。

国のかたちを定める憲法について、主権者である国民の議論を喚起していくことは、政治の責務です。今後も自由民主党は、国会での議論と国民の理解を車の両輪としながら、早期の改正実現に向けて全力で取り組んでまいります。

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