この工事は平成17年に着手されましたが、その2年ほど前から地元の強い要望が国に届けられていました。当時、義父堀内光雄も地元富士吉田市と富士河口湖町の要望を踏まえて、国土交通省の道路局長でいらした佐藤信秋参議院議員と密に連携しながら、事業化に取り組んでいました。
その結果、平成16年に、翌17年度の新規事業として採択されました。佐藤先生が当時、「地元がまとまっていたので事業採択が大変スムーズに進んだ」とお話されていたことを伺っています。
その後、平成17年6月に山梨県がトンネルに関する調査を開始。地元と県、国がスクラムを組んで早期開通に向けて動き出し、総延長2.4キロの新倉トンネル掘削の難工事も事故なく進み、3月27日の開通の日を迎えました。
この道路は、湖畔の渋滞解消と自然災害時の避難道路としての役割が期待できます。早速、「笛吹市と富士吉田市の間が驚くほど早くなった」「河口湖畔の渋滞解消につながり、本格的な観光シーズンを前に大変心強い」という喜びのお声をいただきました。今後は、富士北麓地域と峡東や国中地域との交流がもっと盛んになるでしょうし、互いの地域の発展にもつながるでしょう。地域活性に伴う波及効果が大きく期待できます。