終戦記念日にあたって
党 声 明
令和５年８月１５日
自由民主党
本日、７８回目の終戦記念日を迎えました。先の大戦で犠牲となられた方々に対し、謹んで哀悼の誠を捧げます。
戦後、わが国は一貫して平和国家としての道を歩んできました。今日、私たちが享受している平和と繁栄は、戦没者の方々の尊い命と、苦難の歴史の上に築かれてきたものです。戦争の惨禍を二度と繰り返さないとの決然たる誓いを、これからも貫いてまいります。
ロシアによる核の威嚇などによって、核兵器の脅威が世界に影を落としています。わが国は、唯一の戦争被爆国として、「核兵器のない世界」の実現に向け、国際社会の機運を高め、一歩一歩、現実的かつ実践的な取組みを進めてまいります。
緊迫した状況が続くウクライナ情勢に加え、中国の急速な軍事力の強化、北朝鮮による相次ぐミサイル発射など、わが国を取り巻く安全保障環境は一層厳しさを増しています。国際社会の結束が求められる中、G7議長国、国連安保理の非常任理事国を務めるわが国には、国際秩序の維持・発展に向けて、大きな役割が求められています。
自由民主党は、自由と平和を希求する国民政党として、わが国が直面する現実に正面から向き合い、様々な課題の解決に全力で取り組みます。そして、歴史の教訓を胸に刻みながら、毅然とした外交・安全保障で日本を守り抜き、世界の平和と繁栄に尽力してまいります。
