【雇用保険法等の一部改正案】パートタイマーの加入要件緩和、教育休暇給付新設に向けて可決

雇用保険法改正案の審議

4月10日(水)、厚生労働委員会が開かれ、【雇用保険法等の一部改正案】について審議が行われました。約6時間にわたり審議され、その後採決が行われました。

改正案の主要内容

この改正案の鍵となるのは、パートタイマー等短時間労働者の雇用保険加入の推進です。これまでの加入要件は週20時間以上でしたが、令和10(2028)年10月から「10時間以上」に緩和されます。
雇用保険への加入は、失業時の給付受給を可能にし、短時間で働く労働者も安心して働けるようになります。

加えて、この改正案には、教育訓練のために休暇を取得する労働者への給付制度の新設なども盛り込まれています。

改正案の採決と今後の見通し

本法案は本日、自民、公明、立憲民主各党などの賛成多数で可決しました。早ければ明日11日にも衆院を通過し、参議院での審議を経て、今国会で成立する見通しとなりました。

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