【資源循環の促進のための法律案可決】再資源化事業の高度化を通じた資源循環産業の発展を目指す
4月12日（金）、衆議院の環境委員会で【資源循環の促進のための再資源化事業等の高度化に関する法律案】について質疑と採決が行われました。
法案の目的と重要性
この法律案は、資源循環を推進し、再生資源の質と量を確保するために提案された法律案です。
私たちの社会が直面している環境問題や経済の課題に対応するため、資源の再利用と循環は非常に重要です。カーボンニュートラルを目指すだけでなく、経済安全保障や地方創生にも貢献します。
国際的な背景と日本の挑戦
欧州をはじめとする世界各地で再生材の利用が拡大しています。この流れに乗り遅れないためにも、日本は再生材の質と量を確保し、資源循環の産業競争力を強化することが求められていますが、この法案では、製造業者が必要とする再生材が確実に供給されるよう、再資源化事業の高度化を促進し、資源循環産業のさらなる発展を目指す内容となっています。
法案の具体的な内容
具体的には、再資源化事業等の高度化を促進するため、国として基本的な方向性を示すとともに、資源循環の促進に向けた情報基盤を整備し、製造業者等とのマッチング機会の創出を通じた産業の底上げを図ります。また、国による最新の知見を踏まえた迅速な認定による制度的支援を通じて先進的な事例を重点的に支援し、先進的な事業を全国的に波及させていきます。
資源循環は持続可能な社会を築くための重要なテーマです。この新法律案が、より豊かで持続可能な未来への一歩となることを期待しています。
法案は全会一致により可決
質疑終了後、採決が行われました。委員会における議案の採決は、賛成者の起立を求める方法で行われます。本法案は起立総員（全会一致）により可決されました。
