【第11回道路標識等議員懇談会】交通安全と自動運転支援技術の推進、富士山周辺のナショナルサイクルルート整備に対する取り組み
5月9日(木)、【第11回道路標識等議員懇談会】に出席しました。この場での各会員からの個別の意見や地域ごとの状況についての共有は、非常に有意義であり、我々の政策立案においても大きな参考となります。
交通安全と道路標識の役割
全国道路標識・標示業協会がこれまで果たしてきた交通安全への貢献は計り知れず、特に交通事故減少において顕著な成果を挙げていることは高く評価されることと思います。
すべての道路利用者にとって明瞭かつ理解しやすい標識や標示の維持は、交通安全を確保する基盤となりますので、経年劣化している標識・標示については継続的な更新が不可欠であり、そのための着実な予算の確保が必要です。
自動運転技術の社会実装とその影響
また、令和5年4月1日から道路交通法の一部改正に伴い、「特定自動運行(運転者が不在でも運行可能な自動運転)の許可制度」が創設され、自動運転技術の社会実装が加速しています。
私の地元でも実験が行われており、ニーズの高さを実感しています。この技術は交通事故の減少や地域公共交通の維持・発展、運転士不足など、社会的課題の解決に寄与する重要なものです。
その自動運転を支える技術として、特に区画線などの路面標示の重要性が再認識されています。これには協会の皆様の専門知識と技術が不可欠であり、新たな時代を切り開くためにも、引き続きご尽力をお願いしたいと思います。
富士山周辺のナショナルサイクルルートの整備
また、今、富士山を一周するナショナルサイクルルートの整備を進めています。その際には外国の方にも分かりやすい標識・標示、これも必要なのではないかと思っています。
全ての方に安全で快適な道路交通が確保できるよう、これからも業界の皆様とともに取り組んでまいります。