【浄化槽推進議員連盟総会】浄化槽法の改正と維持管理の徹底を決議

6月14日(金)、【浄化槽推進議員連盟総会】に出席しました。
浄化槽は優れた処理性能を発揮し、地方財政にも優しい汚水処理施設であることに加え、災害時の避難所等における生活排水処理施設としても有効です。国土強靭化の観点からも全国の公共施設や避難所指定所に設置する必要性は高いと言えます。

浄化槽法の改正とその意義

本議連では、課題解決のため、行政への緊急性の高い特定既存単独処理浄化槽の合併処理浄化槽への転換指導権限の付与、市町村による浄化槽処理促進区域の指定や公共浄化槽の計画策定制度の創設、行政による浄化槽台帳システムの整備義務付け等を内容とする浄化槽法の改正案を、令和元年の通常国会で議員立法として成立させました。同法は令和2年4月から施行されていますが、課題解決に向けた進捗は未だ十分ではありません。

会合での決議事項

この日の会合では、これら浄化槽行政に関わる喫緊の課題への対応を加速するため、来年の通常国会を念頭に、適正な維持管理の徹底および単独処理浄化槽の合併処理浄化槽への転換促進、これには高度処理型の浄化槽やデジタル化の加速も重要です。並びに浄化槽分野の人材活用・能力向上等に向けた浄化槽法の改正を目指すことを決議しました。

今後の取り組み

全国浄化槽団体連合会はじめ関係の皆様と協力しながら、浄化槽業界の健全な発展を図り、もって国民の生活環境の保全及び公衆衛生の向上に寄与するという目的を果たしていきたいと思っています。

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