【法務部会・再犯防止推進特別委員会合同会議】保護司制度の課題と環境整備の要望を受ける
12月4日(水)に開催された【法務部会・再犯防止推進特別委員会合同会議】で、全国保護司連盟の谷垣禎一元総裁から「持続可能な保護司制度の確立」に向けた要望を受けました。
更生保護制度の中核を担う保護司の役割と現状
保護司の皆様は、罪を犯した人との定期的な面接などを行う民間ボランティアとして、更生保護制度の中核を担っています。その献身的な活動に改めて深く敬意を表します。
しかし近年、担い手不足や高齢化が深刻化しており、活動に伴う不安や負担の大きさが背景にあります。今年6月には大津市で保護司が自宅で殺害される事件も発生し、保護司が安全で安心して活動できる環境整備が急務となっています。
面接場所の確保や費用支援の必要性
谷垣理事長からは、自宅以外で面接を行うための場所の確保が要望されました。現在、各保護区に1カ所設置されている更生保護サポートセンターの増設や、保護司が他の面接場所を確保するための費用支援が必要です。