【水道事業促進議員連盟・下水道事業促進議員連盟 合同会議】上下水道インフラの課題と強靱化に向けた議論

5月13日(火)、【水道事業促進議員連盟・下水道事業促進議員連盟 合同会議】に出席しました。

上下水道インフラの動向と課題

会議では、国土交通省から上下水道行政の動向について、環境省からは水道水質に関する課題について説明を受けた後、関係団体の皆様から現場の課題やご要望を伺い、意見交換を行いました。

上下水道は、国民の命と暮らしを支える極めて重要なインフラです。近年の災害や事故を受け、老朽化対策や耐震化、避難所周辺の設備強化、気候変動に対応した浸水対策の加速など、強靱で持続可能なシステムの構築が喫緊の課題であるとの認識のもと、決議が採択されました。

経営基盤の強化と支援の必要性

あわせて、人口減少社会に対応するためには、広域連携や官民連携の強化、デジタル技術の活用、分散型施設への再編といった経営基盤の強化策を、制度・財政両面から支援する必要があることが確認されました。

環境・資源の視点からの取り組み

また、PFOS・PFOAなどの有害物質への対応、水質基準の見直し、脱炭素化の推進、下水汚泥の肥料利用、未利用地の有効活用、水ビジネスの国際展開など、環境・資源の観点からも戦略的な取り組みが求められています。

継続的な運営支援と人材育成

さらに、地方交付税や地方債資金による財政支援、災害時の応急対応体制の整備、専門人材の育成・技術継承など、経営の安定と継続のための支援も重要な課題として指摘されました。

今後も、現場の声に耳を傾けながら、安全・安心な水環境の実現に向けて、制度の整備と予算の確保に全力で取り組んでまいります。

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