【水政策・国土保全調査会】流域総合水管理の重要性と政策強化を議論
4月17日(木)、自民党本部で開催された【水政策・国土保全調査会】に出席しました。
この日は、京都大学の中北英一名誉教授(総長特別補佐)および東京都立大学の滝沢智特任教授をお迎えし、水政策と国土保全に関するヒアリングが行われました。
水に関わる喫緊の課題
気候変動の影響による水害の激甚化や渇水リスクの高まり、さらには老朽化したインフラに起因する事故など、水に関わる課題は私たちの生命や生活、そして社会経済活動に深く関わる喫緊の課題です。
今年1月に埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故のように、上下水道の老朽化が引き起こす事象も決して他人事ではありません。
流域総合水管理の必要性
こうした現状を踏まえ、調査会では、流域ごとの特性を踏まえながら、水害対策、水資源の有効利用、水環境の保全を一体的に進める「流域総合水管理」の必要性が強調されました。
水の恵みを将来にわたって享受できるよう、ハード(施設整備)とソフト(制度・人材・情報)の両面から対策を講じることが重要です。
骨太方針・予算への反映に向けて
今後の「経済財政運営と改革の基本方針(骨太方針)」や来年度(令和8年度)予算編成に向けて、必要な政策をしっかりと位置づけ、対策の強化を求めてまいります。