【栄養士議員連盟】「管理栄養士」の職業分類追加に関する要望を総務大臣へ提出
4月10日、日本栄養士連盟の井上幸子会長、公益社団法人日本栄養士会の中村丁次会長が連名で、村上誠一郎総務大臣に対し、「日本標準職業分類への『管理栄養士』の追加」に関する要望書を提出されましたことをご報告いたします。
管理栄養士の専門性を分類上で明確に
この要望は、医療・介護・福祉現場をはじめ、保育所や学校、企業などあらゆる領域で活躍されている管理栄養士の皆様の専門性を、職業分類上で明確に位置づけてほしいというものです。
現在の職業分類では「栄養士」としてひとくくりにされており、管理栄養士の職務内容や責任の違いが反映されていません。
統計上の区分が処遇改善の一歩に
栄養士法の改正により、今後は栄養士免許を持たない方でも管理栄養士免許を取得できる仕組みに移行していく中で、両者を正確に区分して把握する必要性が高まっています。
特に、賃金構造基本統計調査など政府の統計において、管理栄養士と栄養士を区分することは、適切な処遇や身分保障の実現につながる重要な一歩です。
栄養士議員連盟も要望を後押し
この申し入れには、私も所属する【栄養士議員連盟】の山東昭子会長が要望書を手渡され、村上大臣からは「迅速に対応いたします」との力強いお言葉をいただきました。
地域における栄養改善や健康づくりの要となる管理栄養士・栄養士の皆様が、より安心して専門性を発揮できる環境を整えるべく、引き続き取り組んでまいります。