【女性・平和・安全保障(WPS)議員連盟】会合出席とバービア大使との意見交換

11月18日(水)、会長代行を務める【女性・平和・安全保障(WPS)議員連盟】の会合に出席いたしました。

バービア大使との意見交換

この日は、長年にわたりWPSの推進に尽力されてきたバービア大使をお迎えし、日米両国の連携のあり方や、今後の国際的なWPSアジェンダ推進に向けた課題と展望について率直な意見交換が行われました。

日本のWPS推進に対する評価と示唆

大使からは、WPS議員ネットJAPANの設立をはじめ、日本の取組がアジア地域、そして世界におけるロールモデルとなっているとの評価をいただくとともに、女性の政治参加の拡充、特に地方議会における女性議員の増加が今後のカギであるとの示唆をいただきました。

米国におけるWPS法の位置づけと現状共有

また、米国内でのWPS法の位置づけや、議会・政府・国防省内での議論の実態についても率直にご報告いただき、アメリカにおいても制度的な支えはありつつも予算や人材体制において厳しい現状にあることが共有されました。そのうえで、国際社会におけるWPS推進の継続には、各国間の緊密な協力と支援体制の維持が不可欠であるとの強いメッセージが発せられました。

日本の現状と大使への質問

私からは、日本のWPS推進において政府全体が協力的になっている現状を紹介するとともに、ジョージタウンWPS指数での日本のランクが年々上昇し、今年は181カ国中22位となったことに触れ、さらに上位を目箱めすには何が必要か、大使にご助言をお願いしました。

女性の政治参加拡充と今後の方向性

大使からは、女性の政治参加、特に地方から国政へとつながる「パイプライン」の強化、また男性の理解と支援の重要性が挙げられました。WPSの理念は外交・安全保障・開発といった多くの分野に直結しており、議員が関与する意義の大きさを再認識いたしました。

引き続き、国内外の連携を深めながら、WPSアジェンダの実現に向けて取り組んでまいります。

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