【女性・平和・安全保障(WPS)議会人ネットJAPAN】カーシー・マディ国連女性機関事務局次長と意見交換、気候変動への対応も議題に
5月17日(金)、会長代行を務める【女性・平和・安全保障(WPS)議会人ネットJAPAN】では、カーシー・マディ国連女性機関(UN Women)事務局次長をお招きし、意見交換会を開催しました。
日本は、米国と並んでWPS議連を有する数少ない国の一つです。この日は、WPSの実効性を高め、ジェンダー平等と女性が社会で活躍するために重要な機関であるUN Womenのマディさんと率直な意見交換ができました。
WPSと気候変動への対応
マディさんのお話の中で、WPSの視点が平和構築だけでなく、気候変動や地球温暖化への対応にも関連するという指摘をいただきました。気候変動による自然災害や資源不足の影響は、女性や少女に特有の形で及ぶことが指摘されています。
一例として、避難所での衛生環境の悪化や暴力のリスクの増加が挙げられます。干ばつや水不足のために女性や少女が遠くまで水を汲みに行くことで教育や仕事の機会が減少することも考えられます。
日本のリーダーシップ
アジア太平洋地域は世界で最も自然災害の多い地域です。そのアジアにおいて日本はG7唯一のメンバー国です。
私たちがアジアの中でリーダーシップを発揮し、継続して災害対応の分野にWPSの視点を取り入れることを、アジアをはじめとする諸国に働きかけることは、地域の平和と安全に寄与するものと考えます。
これからも国内外で何ができるかを模索し、議連の活動を通じて取り組んでいきたいと思っています。