【女性の生涯の健康に関するプロジェクトチーム】認知症とフレイル予防へ向けた生活改善の提案

3月19日(火)に、【女性の生涯の健康に関するプロジェクトチーム】に出席しました。

女性の認知症についてのお話

東京都健康長寿医療センター理事長の鳥羽研二先生からは、女性における認知症についてお話がありました。認知症は女性に多く見られる疾患とのことです。女性ホルモンの減少等も原因ですが、危険因子としては高血圧や肥満、運動不足など、防御因子としては社会的な活動や健康的な食事などが挙げられました。認知機能の保持や増進のためには適度な運動や生活習慣の改善、社会参加の促進が重要です。

フレイルと女性の健康

東京大学大学院医学系研究科の秋下雅弘先生からは、フレイルという概念を軸にした女性の健康に関するお話がありました。

フレイルとは、年齢とともに筋力や心身の活力が低下し、介護が必要になりやすい、健康と要介護の間の虚弱な状態のことです。

女性がフレイルに至る要因として、サルコペニア(筋肉量の低下)や認知機能の低下、独居や経済的困窮といった問題が特に多いことが指摘されました。

若年期からの対策の重要性

重要なのは若年期からの対策です。特に若い女性の痩せ(筋肉量低下)は問題視されていました。生活習慣の改善、特に適切な運動や栄養摂取、社会的な関わりがフレイルの予防につながり、健康寿命を延ばす鍵となるという話がありました。

これらの知見を参考に、引き続き女性の健康増進のための取り組みを推進してまいります。私も頑張ります!

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