【外務委員会】航空・貿易分野の4条約を承認、国際協力強化へ
4月16日(水)、委員長を務める【外務委員会】において、以下の4本の条約について3時間にわたる質疑を行った後、採決を行い、いずれも承認すべきものとされました。
審査・承認された条約
- 日・チェコ航空協定
- 日・ルクセンブルク航空協定
- WTO約束表の改善(サービス国内規制)に関する確認書
- ASEAN貿易投資観光促進センター設立協定第二次改正
条約の内容と意義
これらの条約は、いずれも日本と各国等との協力関係を一層強化し、経済、貿易、観光、航空といった分野における円滑な交流やルールの明確化を図るものです。
2つの航空協定は、我が国と相手国との間で定期航空業務の安定的な運営を可能にするための法的枠組みについて定めるものです。
WTO関連の確認書は、資格要件等に関する措置(例:銀行サービスを提供するための銀行業免許など)がサービス貿易(例:海外支店を通じた金融サービス)に対する不必要な障害とならないことを確保するため、サービス貿易に関する一般協定に含まれる日本国の約束表に追加的な約束を記載することについて定めるものです。
これは、業の国際展開を支援する新たなルールを導入し、日本企業の海外進出や外国企業との競争力向上につながります。
ASEAN貿易投資観光促進センター設立協定第二次改正は、センターの年次予算について、日本とASEAN諸国が分担する拠出金の分担率の改定等を定めるもので、日本の財政的負担を見直す(日本の分担率を下げ、日本の負担を軽減する)とともに、ASEAN諸国の成長を踏まえた新たな役割分担を進めるものです。
これらの取り組みを通じて、国際協力の深化と、わが国の経済成長・国際的な信頼性向上に貢献してまいります。