【外務委員会】国際条約3件に関する趣旨説明を聴取

4月18日(金)に開会した【外務委員会】では、国際情勢に関する質疑(一般質疑)を行った後、岩屋外務大臣より以下3件の条約について、その趣旨説明を聴取いたしました。

趣旨説明を受けた条約の概要

◆ 国連公海等生物多様性協定(BBNJ協定)(条約第11号)
この協定は、いずれの国にも属さない「公海」や「深海底」といった区域(海中、海底、海底の下の地中)において、海の生物(動植物や微生物)の多様性を守りながら持続的に利用していくための国際的なルールを定めるものです。海洋環境の保護と生態系のバランスを維持するために重要な枠組みです。

◆ 職業安全衛生条約(第155号)(条約第12号)
この条約は、作業に関連した事故や健康被害を防ぐことを目的として、国や企業がそれぞれの段階で取り組むべき措置等を定めた国際基準です。条約に規定された労働安全衛生に関する施策を講ずることにより、労働災害の一層の防止が期待されます。

◆ 1995年の漁船員訓練、資格証明及び当直基準条約(STCW-F条約)(条約第13号)
この条約は、漁船の安全のための国際協力を推進し、漁船で働く人々の安全を含む海上の生命・財産の安全と海洋環境の保全を促進するため、漁船員の訓練や資格証明に関する国際的な基準を設けるとともに漁船を監督するものです。漁業に従事する方々が任務遂行に必要な能力を備えることの確保を目指しています。

これらの条約は、国際社会の一員として日本が果たすべき責任を明確にするものであり、次回委員会にて審査いたします。

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