【内閣第一部会・環境・温暖化対策調査会・消費者問題調査会・食品ロス削減・食品寄附促進PT】食品ロス削減の基本方針変更案を審議

2月21日(金)、【内閣第一部会、環境・温暖化対策調査会、消費者問題調査会、食品ロス削減・食品寄附促進PT】を開催しました。

食品ロス削減の基本方針見直し

2020年に策定された食品ロス削減の基本方針は、5年後に見直すこととされており、今般、見直しの時期を迎えています。

私が座長を務める食品ロス削減・食品寄附促進PTでは、基本方針の変更に際し、昨年4月より有識者や自治体などからヒアリングを重ね、12月に提言を取りまとめました。

提言の反映とさらなる審議

取りまとめた提言は、昨年中に政府へ申し入れしており、本日の議題である『食品ロスの削減の推進に関する基本的な方針変更案』に反映されています。本日は、3月に予定している閣議決定を前に、さらに審議を深めました。

基本方針案には、「食の環プロジェクト」の推進、栄養教育の重要性の周知、食べ残しの持ち帰りの促進、フードバンクなどへの食品寄附のさらなる促進などを盛り込んでいます。また、事業系の食品廃棄物は減少傾向にある一方で、家庭系の食品ロス削減にはあと一歩の取り組みが求められます。

産業界の協力と今後の展望

さらに、食品ロス削減のためには、産業界の協力も不可欠です。賞味期限の延長や安全係数の見直しなど、食品ロス削減につながる取り組みが少しずつ進んでいることも共有しました。

食品ロス削減は、環境負荷の低減だけでなく、持続可能な社会の実現に向けた重要な課題です。今後も関係者と連携しながら、より効果的な施策の推進に努めてまいります。

 

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