「活力ある地方を創る首長の会」の皆様とオンラインで意見交換しました。
3回目のワクチン接種は、本日公表分で高齢者の方の接種率が80%、全人口あたりでは39%に到達しました。3月末までの接種対象者に対する割合は77.5%です。
これらはひとえに自治体の皆様が1・2回目接種の時と同様に底力を発揮し、接種推進にご尽力頂いてるからであると思います。改めて心より感謝申し上げます。
【3回目接種】
しかし、世界的には3回目接種率は伸び悩んでいます。特に今後、接種対象時期を迎える若い世代がどれだけ接種してくださるかがポイントだと考えています。
【若い世代】
若い世代は重症化しにくいとの声が依然として多くありますが、30代以下の死亡例は約150人など、重症例や死亡例はあります。また、コロナ感染後の咳や倦怠感、脱毛などの後遺症も報告されているので、若い世代での接種も重要です。
【小児接種】
また、小児接種をどう進めるかも自治体としての大きな課題であると思っています。小児接種については専門家の中でも意見が分かれる面もあり、接種の現場である自治体の皆様は非常にご苦労されていると思います。
小児であっても数は少ないながら重症例、死亡例はあり、集中力の低下などコロナに罹った後の後遺症が報告されています。
他方で副反応リスクについて、他の世代よりも倦怠感や発熱などの副反応は低くなっています。
中長期的な影響についても懸念されていますが、一般的にワクチンは数週間で体内から排出されるので、そもそもワクチン接種が将来的に不妊などの影響は考えられないと専門家から聞いています。
以上のように、小児接種は成人に比べるとベネフィットは少ないかもしれませんが、リスクは成人と同じ、もしくは低く、ベネフィットがリスクを上回ることは確かなので、政府としては接種勧奨をすることとしています。
本日は様々なご意見を現場の責任者である皆様から頂き、率直な意見交換ができました。必要に応じて国として解決を図ってまいります。