【WPS議会人ネットJAPAN】の会合を開催:自然災害対応におけるWPSの視点を強化
6月21日(金)、私が会長代行を務める【WPS議会人ネットJAPAN】の会合を開催しました。今回は、内閣府、消防庁、防衛省からWPSに関連する取り組みについてヒアリングを行い、その後、外務省を含めた意見交換を実施しました。
WPS(Women, Peace and Security)の重要性
WPS(Women, Peace and Security)は、2000年に国連安全保障理事会が採択した決議1325号「女性・平和・安全保障」を起点としています。この決議は、女性が積極的に紛争の予防や解決、平和構築、平和維持に平等かつ全面的に参加することの重要性を強調しています。
日本におけるWPSの適用
日本では紛争という概念が遠く感じられるかもしれませんが、重要な課題のひとつに自然災害への対応があります。我が国が継続して災害対応の分野にWPSの視点を取り入れることを各国に働きかけることは、その国の平和と安全に資するものと思います。
WPSの視点は有事のみならず、あらゆる場面において非常に重要であり、女性が参画することで意思決定の幅と深みが増し、女性だけでなく全ての人々にとって公平で安全で強固で持続可能な社会を築くことにつながります。
『女性版骨太の方針2024』への反映
私が女性活躍推進特別委員長として深く関わった『女性版骨太の方針2024』には、「あらゆる分野における政策・方針決定過程に女性が参画する機会の確保に取り組むとともに、あらゆる分野において男女共同参画の視点に立った政策が実現されるよう、政府全体で取組を一層強化していく」という記述が初めて盛り込まれました。
さらには、政策全体の重要課題や翌年度予算編成の方向性を示す『骨太の方針2024』にも同様の記述が盛り込まれました。これは、政策立案の厚みを増すことにつながる大きな進展であると思います。
災害時の女性のニーズに応える対策
今回の会合では、災害時の女性のニーズに応えるための具体的な対策や課題、WPSの認知度向上についても活発に議論されました。今後もWPS議連として、女性の視点を反映させた政策の推進に努め、力を合わせて取り組んでまいります。